H.K さん/2010年01月入社
北里大学 水産学部
以前勤めていた派遣会社の営業と仕事面での話しが合わなかった時に、アドバンテック勤務の方の紹介を受けた事がきっかけです。つくばの営業さんと話がしやすかった事、興味を持っていた製薬会社での紹介がすぐにあった事がアドバンテックを選んだ理由です。
製薬会社にて創薬基盤というステージで化合物の評価を行っています。薬の元を化合物をタンパク、酵素、細胞などを用いて様々な手技、機械を駆使することで探しています。曜日毎に依頼のある化合物評価を行う事と平行して、評価結果の解析および報告、データ登録、試薬など物品の在庫管理、機器メンテナンス、必要に応じて機器の最適化の実施、使用方法やメンテナンス方法の技術伝授をしています。また、最近は依頼元から渡された実験プロトコルの最適化をしています。部分的に社員さんがすべきこともありますが、経験を見込まれて担当している業務が含まれています。
正直、私の学歴(特に出身学部)で製薬会社に直接雇用されるとは思っていなかったことを前提にして、まずは当たり前ですが自分に任された仕事はきちんと実行する事、トラブルが起きたときにはすぐに情報共有してトラブル回避に努めました。手技に問題があれば時間が許す限り練習をして、調べて分からないことは社員さんに質問する事で自分がしている仕事に対して責任を持っていることを示してきたと思います。また、手が空いた時は「何かすることはありますか?」と聞いた事も良かったと思います。その際は相手の状況を見て話しかけていました。自分の使用している実験室の変化(冷蔵庫、冷凍庫の温度の変動や機器の設定値の変動)には気を付けていました。結果論ですが、現場での状況把握が出来たことが直接雇用に繋がったと思います。
後輩へのメッセージ
派遣社員として同じ業務を続ける事は果して良い事か?もっと別分野で技術を習得すべきでは?と悩んだ時もありましたが、今は続けて良かったと思います。分析とか細胞とか大きな括りで似たような業務をする事はあっても、ほとんどの人が知らないだろう化合物評価を続けました。9年間同じ事が出来たこと、その中で新しい事にチャレンジしたい事を伝えて扱う実験系が増えたこと、性格的に今している業務が合っていたことと、とても偶然が重なったことだと思います。参考にならんやーん!って思われそうですが、何事も続ける事は大切なことだと思いました。なので、一番伝えたいことは…継続は力なり!!